飼育方法


外産との出会いと現在

10年ほど前にクワガタショップがあると聞き、クワガタは夏に子供を連れて採りに行っていましたので、是非、見たいと言う衝動に駆られお店に入りました。まず目に留まったのは、コーカサスオオカブト。初めて見るあのデカさに度肝を抜きました。

写真その店ではオオヒラタの初令幼虫が1頭3000円ほどでした。「高い!」と思い、その時は見るだけで帰りましたが、やはり気になり購入してしまいました。1つ手を出すと昆虫の魅力にとりつかれてしまったようで、オオヒラタを総なめに、アンテや色虫などなど次々とブリードをはじめました。飼育歴9年の現在は、パラワン・テイオウがメインでブリードしています。

ペアリングのおもしろさ

写真
オオヒラタは、メス殺しとか言われますが決してそんな事はありません。オオクワや色虫とまったく同じです。ただ大顎が大きいので交尾を要求する行動の時に事故が起こるだけだと思います。アンタエウスもペアリング中にメスが動きだし、オスの大顎をとおり抜けようとした時にオスが大顎を閉め危うくやられるところでした。

過去にメスが交尾を要求するミンダナオオオヒラタを見たこともあります。オスがその気にならないのか向きを変えるとメスが後を追いかけ、オスの大顎の下に入り、お尻を上げて要求を何度も繰り返していました。ようやくオスがその気になったのか、メスの背中の上で大顎を開いたり閉じたりしてVの字合体です。

オオヒラタのペアリングは、一晩一緒にしてやればOKで、今まで失敗は、1度だけです。 アルキに1度やられ、メスが半分になったこともありますが、このメスは新成虫といって購入したのですが、何度セットしても産まないので、しつこくオスと同居させていましたから当然かもしれません。正常なペアであれば1泊で十分です。

 

クワガタらしさを追求して

写真オオヒラタの威嚇にクワガタらしく感じ、興奮させられるのは私だけでしょうか?小さい子供の頃、その顎に挟まれないようにびくびくしながら捕まえていたため、クワガタ虫=挟まれる・怖いが頭の片隅に残っているかもしれませんが、パラワンヒラタは「世界最大のオオヒラタ」として見る人を圧倒します。

しかし細いパラワンと太いパラワンでは、その迫力が雲泥の差。ヘラクレスオオカブトを真上から見ると角が1本しか見えないので何か物足りないと感じるのと同じでしょうか。世界最大ヘラクレスがコーカサスの様に角があればとても大きく見えるでしょう。

パラワンの極太を作出したいと現在も思考錯誤しております。

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